変わっていく日常と、変わらない想い

はじめに

5月になると、
新しい生活や環境にも、少しずつ慣れてくる頃かもしれません。

周囲では
「落ち着いてきたね」
「そろそろ元気そうだね」
そんな言葉をかけられることも増えていきます。

でも、心の中では
あの子への想いが、何ひとつ変わっていない。
そんな感覚を抱えている方も多いのではないでしょうか。


日常が戻ることに、戸惑ってしまうとき

笑える日が増えた。
外に出る機会も、少し増えた。

それなのに、ふとした瞬間に
「こんなふうに過ごしていていいのかな」
と、胸がざわつくことはありませんか。

日常が戻ることと、
忘れてしまうことは、同じではありません。

普通に過ごせるようになるほど、
逆に、あの子への想いを
心の奥にしまってしまったような気がして、
不安になることもあるのだと思います。


想いは、変わらなくていい

前を向くことと、
想いを手放すことは、別のものです。

悲しみが少し薄れたように感じても、
それは愛情が薄れたわけではありません。

想いは、
声に出さなくても、
涙を流さなくても、
ちゃんとそこに在り続けています。

静かになっただけ。
それだけのことです。


そばにあるという感覚

手元供養を選ばれる方の中には、
「気持ちの区切り」を求めるのではなく、
「これからの時間を一緒に過ごす感覚」を
大切にされている方が多くいらっしゃいます。

毎日手を合わせなくてもいい。
話しかけなくてもいい。

ただ、視界の端に
あの子の居場所があること。

それだけで、
「いなくなった」ではなく
「形を変えて、そばにいる」
そう感じられる瞬間があります。


変わっていく景色の中で

5月の光は、やわらかく、あたたかく、
少しだけ前向きな気持ちを連れてきます。

それを受け取ってもいいし、
受け取れなくてもいい。

昨日と同じ想いを抱えたままでも、
少し笑えるようになっていても、
どちらも、あなたの本当の姿です。

想いはそのまま。
日常だけが、少しずつ動いていく。

その並び方で、何も問題ありません。


おわりに

変わっていく自分に、
戸惑いを感じたときは、
無理に答えを出さなくて大丈夫です。

想いは、
あなたが思っている以上に、
深く、静かに、守られています。

「凛としておだやかに」は、
変わっていく日常の中でも、
変わらない想いが
そっと置いておける場所でありたいと願っています。

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